歯磨きを丁寧にすると健康な歯肉に戻ります

カテゴリー

歯周病とは、歯垢(プラーク)中の細菌が歯ぐきに感染することで始まり、やがて歯のまわりの骨などが失われていく病気で、虫歯のような歯の病気ではありません。歯を建物に見立てると、地盤に相当する部分が無くなっていく病気です。軽度の歯周病では自覚症状がほとんどなく、気づかないことが多いのですが、進行にともない、歯の揺れ、歯肉の腫れなどを自覚するようになります。 日本人の成人の約80%が歯周病にかかっているといわれています。「私は虫歯がないから大丈夫」という状態の人は歯科医院にかかる機会が少ないので発見が遅れる場合があり要注意です。
http://dental111.naganoblog.jp/
歯肉炎
歯の周りに食べかすなどが残っていると、歯周病菌が繁殖し歯垢(プラーク)となります。歯垢は黄白色でねばねばと歯に付着しています。歯垢の中の歯周病菌は毒素を出し、歯肉に炎症を起こします。この時期の症状は、歯肉の違和感や歯磨きのときの出血などです。歯垢は歯磨きで取れるので、歯磨きを丁寧にすると健康な歯肉に戻ります。
光照射器
初期の歯周病
進行すると、歯を支えている歯根膜に炎症がひろがり歯槽骨が溶け出してきます。歯垢は硬い歯石になります。歯石は歯垢が石灰化したもので、歯ブラシでは取れません。歯肉が腫れて充血し、より出血しやすくなります。また、体調が悪いと腫れて痛むことがあります。口臭が感じられるようになってきます。
歯科材料

重度の歯周病
重症化するとさらに歯槽骨が溶け、歯がぐらぐらし始めます。歯石は根の深くまで付着し、より硬くなります。歯肉が腫れやすくなり、硬いものをかむと痛くなることがあります。
オートクレーブ
歯周病の治療
歯周病の治療には、歯周病の原因となるプラーク、及びプラークなどに石灰分が付着して出来た歯石を徹底的に除去する事が必要です。このうち、歯石の除去は歯科医院でしか出来ませんがプラークの除去は家庭でのセルフケアが重要になってきます。具体的な治療の流れは以下のように進みます。
1.歯周検査
歯周ポケット(歯と歯肉の間の溝の深さ)を図り、歯周病の状態を把握します。
2.TBI,スケーリング
歯科医院におけるスケーリングによって歯石の除去を行い、また家庭でのセルフケアが出来るように歯磨き指導を行います。
3.歯周検査
TBIとスケーリングの効果がどうなったかを再評価します。
4.SRP
スケーリングでは取りきれなかった深い縁下歯石などについてスケーラーと呼ばれる器具を用いて手作業で取り除いていきます。
5.歯周検査
SRPの効果を再評価します。
6.再SRP or 歯周外科
SRPを経てもなお残る歯周ポケットについて、再SRPか歯周外科を検討します。



上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。