親が歯周病であれば子どもも歯周病になる可能性が高くなります

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歯周病が恐いのは、自覚症状がなく、そのまま放っておくと歯が抜けてしまうばかりか、歯を支える骨がなくなってしまうことです。実は、歯周病になりやすい人、なりにくい人があり、これを感受性と言います。歯周病の細菌は、誰でもが持っているものなのです。

中でも「レッドコンプレックス」と呼ばれる細菌巣をたくさん持っている患者さんは、年月が経てば必ず歯周病になってしまうことがわかっています。困ったことに「レッドコンプレックス」は遺伝によるものなので、親が歯周病であれば子どもも歯周病になる可能性が高くなります。
ハンドピース
大切なのは、やはり予防です。削った歯は元に戻りませんし、その後のケアが悪ければさらに悪化します。患者さんの感受性(なりやすい、なりにくい)がわかっていれば、歯周病も予防が可能なのです。

軽度歯周病
【状態】
歯と歯肉の間についた歯垢・歯石に細菌が繁殖して、歯肉に炎症が起き、歯が腫れたり出血している状態です。
【治療方法】
1~2回の専門的なクリーニング
効果的なブラッシング
超音波スケーラー
中等度歯周病
【状態】
出血・口臭が頻繁に見られるようになり、歯石も目立つ状態です。歯周ポケットも深くなり、少しずつ骨が減っていき、歯がガタガタしはじめます。
【治療方法】
丁寧な歯垢の除去
痛みのある場合、麻酔をしてスケーリングなどの施術が必要
歯周ポケットの深さが4mm以上ある場合、歯周外科の施術が必要
歯科器具

重度歯周病
【状態】
歯周病がさらに悪化し、歯肉が化膿して赤く腫れあがり、歯を支える骨もかなり減ってしまった状態です。歯のぐらつきもかなり大きくなります。
【治療方法】
歯周外科による治療
歯周病の進行度によっては、抜歯が必要になる場合がある



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